NOSAIの組織

 農業共済は農家の相互扶助を基本として運営しており、地域の農家でつくる農業共済組合が、元受け機関としての一切の共済責任を農家に対して負います。
 しかし、農業災害の特性上、せまい地域だけでは危険分散ができないことから、農業共済組合が行う「共済事業」を基礎に、県段階のNOSAI茨城(茨城県農業共済組合連合会)が行う「保険事業」及び全国段階で国が行う「再保険事業」の3段階制をとり、大きな災害のときも確実に共済金が支払われるようになっています。
 また、国は加入者が支払う共済掛金の一部と、NOSAI団体が事業を運営するための経費の一部を負担しています。
 ただし、建物共済、農機具共済及び保管中農産物補償共済は、NOSAI団体が自主的に実施している共済事業のため、国への再保険及び掛金の一部負担はありません。その代わり建物共済及び保管中農産物補償共済は、NOSAI全国連(全国農業共済組合連合会)及び全共連(全国共済農業協同組合連合会)へ再保険しています。
 なお、収入保険は、NOSAI全国連が事業の実施主体となっていることから、保険金の確実な支払いのために、NOSAI全国連が国に再保険しています。

NOSAIを支える方々

 NOSAIは、皆さんのご協力によって支えられています。

●総代
 総代は組合員の代表で総代会を構成し、予算や事業計画など組合の運営に関することを決定します。
  
●共済部長
 組合員と組合を結ぶ重要な任務で、各種書類等の配布やとりまとめ、各種共済事業への加入推進など多くの役割を担っています。
  
●損害評価員
 災害が発生したときに現地で損害評価を行うなど、共済事業のカナメの役割を担っています。
 
●女性の会
 NOSAIの女性組織で、会員相互の交流・親睦を通して輪を広げ、より活発な活動を進めることにより、農業の活性化とNOSAI制度への理解を深めていただくことを目的に組織されています。
 
●損害評価会委員
 損害発生に係る損害防止や組合の被害認定についての重要な事項に関し、調査審議するほか、評価地区ごとの均衡を図るための抜取調査を行います。
 
●理事
 組合運営の執行機関としての役割を担っています。
 
●監事
 業務の執行状況や財産状況を監査する役割を担っています。

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