NOSAIとは

 「NOSAI」とは、農業保険法(昭和22年法律第185号)に基づく農業保険制度を取り扱う団体や組織を示す呼称のことで、農業保険制度に係る業務を実施している私ども茨城県農業共済組合連合会は「NOSAI茨城(ノーサイいばらき)」と表記しています。
 農業保険制度とは、昭和22年に施行された「農業共済制度」と、平成31年1月からスタートした「収入保険制度」の総称です。
 農業共済制度とは、コメや麦を対象にした「農作物共済」や大豆などを補償する「畑作物共済」、本県では梨を対象に実施している「果樹共済」のほか、牛や豚などを対象にした「家畜共済」やハウスなどを対象にした「園芸施設共済」、建物・農機具・保管中農産物を補償する「任意共済」を指します。それぞれの作物などが自然災害等により被害を受けた場合に補償するもので、国が農業災害対策の基幹として長きに渡り運営してきた公的保険制度です。
 収入保険制度は、農家の保険ニーズの多様化など、時代の変化を踏まえて新たに導入された公的保険制度で、農業者ごとの農業収入全体を補償の対象としており、品目の枠にとらわれず、自然災害による収量減少だけではなく、市場価格の下落や輸出に係る為替変動のリスクなど、農業者の経営努力では避けられない収入減少を補償する制度で、確定申告において青色申告を実施している農業者を対象にしています。新たに設立されたNOSAI全国連(全国農業共済組合連合会)が実施主体となり、地域の農業共済組合等がNOSAI全国連から業務委託を受け、加入申請の受付けなどの業務を行っています。

NOSAIの理念

NOSAIのシンボルマーク

楕円の形は、農作物の種子を表しています。

楕円の4つの数は、理念を受けて、農業を支える4つの要素「緑・土・水・人=NOSAI」を意味しています。また、豊かな実をもたらす四季を表しています。

楕円の並びは、日本列島を表すとともに、NOSAIの頭文字「N」を表しています。

楕円の右上がりの方向は、農業とNOSAIの発展していく姿を表しています。


NOSAIのキャッチフレーズ


「備えの種をまこう。」はNOSAIのキャッチフレーズです。

「備えの種」は、農業共済制度と収入保険制度及び被害の未然防止に取り組むRM(リスクマネジメント)支援活動等を表し、「種をまこう。」との呼びかけは、すべての農業者に対して両制度等を普及していくNOSAI団体の決意を表しています。

農業災害補償制度(現在の「農業保険制度」)70周年の節目に、収入保険制度が導入され、従来以上の幅広い経営リスクに対し「備えあれば憂いなし」の農業生産体制構築を目指すNOSAI団体の姿勢とも一致します。

また、句点は言葉をまとめ、意味を強調する効果があります。

       

NOSAIのマスコット

NOSAIのマスコット「ノーサイくん」です。

平成4年5月に、NOSAI協会(全国農業共済協会)が発行する農業共済新聞2000号を記念して同紙のマスコットとして誕生しました。

現在では農業保険制度全般をイメージさせるマスコットになっています。

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